『このミス』大賞受賞作家による
衝撃の法廷サスペンス!
書店員さんや書評家など、多くの方から絶賛された傑作法廷ミステリーが、待望の文庫化です!
元検察官の佐方貞人は刑事事件専門の敏腕弁護士。そんな彼のもとに、殺人事件の被告人から弁護依頼が舞い込む。高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。男女間の愛憎のもつれの末の犯行であり、物的証拠、状況証拠から有罪確実だとみられている。しかし佐方の本質を見抜く勘が、事件の裏に何かがあると告げていた。有罪必至の弁護を引き受けた佐方の勝算とは何か。やがて裁判は驚くべき展開をみせる!
『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家による、衝撃の話題作!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
目次
- プロローグ
公判初日
公判二日目
公判三日目
判決
エピローグ
解説 中条省平
柚月 裕子(ゆづき ゆうこ) プロフィール
1968年、岩手県生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し、『臨床真理』にて2009年にデビュー。2013年、『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。2016年、『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞受賞。
【著書】
『臨床真理』(宝島社文庫)
『最後の証人』(宝島社文庫)
『検事の本懐』(宝島社文庫)
『検事の死命』(宝島社文庫)
『蟻の菜園 ―アントガーデン―』(宝島社文庫)
『パレートの誤算』(祥伝社文庫)
『朽ちないサクラ』(徳間書店)
『ウツボカズラの甘い息』(幻冬舎)
『孤狼の血』(角川文庫)
『あしたの君へ』(文藝春秋)
『慈雨』(集英社)
『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)
『盤上の向日葵』(中央公論新社)
【共著】
『「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念 10分間ミステリー』(宝島社文庫)
『5分で読める! ひと駅ストーリー 降車編』(宝島社文庫)
『もっとすごい! 10分間ミステリー』(宝島社文庫)
『5分で読める! ひと駅ストーリー 夏の記憶 東口編』(宝島社文庫)
『ほっこりミステリー』(宝島社文庫)
『5分で読める! 怖いはなし』(宝島社文庫)
『5分で読める! ひと駅ストーリー 猫の物語』(宝島社文庫)
『5分で読める! ひと駅ストーリー 旅の話』(宝島社文庫)
『10分間ミステリー THE BEST』(宝島社文庫)
『警察アンソロジー 所轄』(ハルキ文庫)
『猫が見ていた』(文春文庫)