「私が何者か当てられたら――
何を望んでも構いません」
絵本作家の引きこもり少女と、彼女に振り回されるクラス委員の
少年が様々な事件に挑むファンタジック青春ミステリー!
少女が暗示する「童話」と「事件」の密接なカンケイ。
クラス委員である園川智三は、5月に入っても不登校を続ける級友・百灯瀬七姫の家を訪れる。彼を迎えたのは、どこか浮き世離れした雰囲気の小柄な少女だった。彼女が「何者」なのか言い当てられれば、学校に出てきてくれると言うのだが……。絵本作家で童話マニアの不思議少女と、彼女に振り回されるおせっかいな少年が織りなす、メルヘンとメンヘルがいっぱい詰まった青春ミステリー!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
※本書は書き下ろしです。