きみが
すべてを
忘れる前に
笑わない少女と見えない友達
霊感のない少女と、
彼女を見守る幽霊。
二人が辿り着く
衝撃のラストとは――。
二年前、目の前で発生した交通事故で
親友・瑠璃を失った小谷桃花。
それ以来桃花は、幽霊となった親友が、
見えないながらも常にそばにいる気配を
感じるようになった。
彼女にもう一度会いたい、言葉を交わしたい。
そんな想いを抱きながら高校に進学した
桃花は、幽霊を見ることのできる
上級生・結城クロと出会う……。
「幽霊」を中心に繰り広げられる
青春小説に続編が登場!
頑なに笑顔を見せない少女を
待ち受ける結末とは――。
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
目次
- プロローグ
第一話 白に溶ける赤
第二話 ムラサキの夕暮れ
第三話 あかい境界線
第四話 雨の音、アイの音
第五話 月の見えない夜
最終話 きみの頬に触れたのは
エピローグ