大江戸科学捜査　八丁堀のおゆう　千両富くじ根津の夢

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著者：山本巧次
発売日：2016年12月6日
価格：660円(税込)

判型：文庫判
ページ数：366P
ISBN：978-4-8002-6484-8

伝説の蔵破り
vs
現代科学捜査

江戸と現代を行き来して事件に挑む現代人のおゆうは、
分析オタクの宇田川の協力で、蔵破り犯の物証を手に入れる。
科学捜査を使って謎は解けるのだが、江戸の同心や
岡っ引きにそれをどう伝える!?

史上最高額――根津・明昌院の千両富くじに沸く江戸の町で、呉服商の大店に盗人が忍び込んだ。同心の伝三郎たちは、その鮮やかな手口から、七年前に八軒の蔵を破った神出鬼没の盗人“疾風の文蔵”の仕業に違いないと確信する。一方、江戸と現代で二重生活を送る元OLの関口優佳＝おゆうは、長屋の奥さんから依頼された旦那探しと並行して、現代科学を駆使して伝三郎の捜査に協力するが……。

※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。

山本巧次(やまもとこうじ) プロフィール

1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい！』大賞・隠し玉として、『大江戸科学捜査八丁堀のおゆう』（宝島社）で2015年デビュー。他の著書に『開化鉄道探偵』（東京創元社）、『途中下車はできません』（小学館）、『希望と殺意はレールに乗ってアメかぶ探偵の事件簿』（講談社）、『早房希美の謎解き急行』（双葉社）、『鷹の城』（光文社）、『急行霧島それぞれの昭和』（早川書房）、『災厄の宿』（集英社）などがある。