元・東京大学史料編纂所教授の著者が日本史の語られ方に関する謎をすべて語り尽くします。
日本史では英雄と敗者、栄えた時代と停滞した時代が整った姿で提示されますが、その整い方はありのままの姿でしょうか。史料に基づいて、「『主役像』を与えられた聖徳太子の正体」「本能寺の変をめぐる議論が決着しない理由」など人物像や時代像がいかにして形づくられてきたのかを解明します。
目次
- 序章 総論 歴史を読む際の「立ち位置」を問い直す
- 第1章 古代 日本の始まりは、なぜいつも揺れ続けるのか
- 第2章 中世(1) なぜ中世は「物語の時代」になったのか
- 第3章 中世(2) 戦国は本当に「実力の時代」だったのか
- 第4章 近世 安定した江戸時代は、なぜこれほど誤解されたのか
- 第5章 近代 なぜ近代史ほど、語りが単純になるのか
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