南海の“楽園島”に隠された因習
誰も足を踏み入れてはいけない…
偉大なノロ、一族に伝わる呪い、謎の事故死…
美しい奄美群島で起こる、猟奇殺人の謎とは!?
第7回『このミス』大賞優秀賞受賞後第一作は、奄美群島を舞台にした伝奇ホラーです。デビュー時絶賛された衝撃的な描写力はそのままに、島の偉大な民間霊媒師“ノロ”一族の秘密を暴いていきます。主人公が発見したのは、脳をくりぬかれたカリスマ占術師の死体。彼は犯人を探りはじめるが、周囲で次々と事故死が起こり、彼自身にも危険が迫る――。ノロの儀式や風習をはじめ、奄美群島の歴史や風土、風俗を網羅した美しい描写も必読。
※この作品はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 改題・加筆修正して、2012年03月06日に宝島社文庫『奄美離島連続殺人事件』を発売しました。