「鳥獣戯画」の未知の断簡
の出現を軸に、繰り拡げられるサスペンス劇。
――上野憲示(「鳥獣戯画」研究家・文星芸術大学学長)
「鳥獣戯画」に関わった人間が次々と命を落とし、
謎の絵巻の真実に天才鑑定士が挑む。
日本美術が生み出した、解き明かされぬ最大のミステリー。
カバーを裏返すと
特製ブックカバーに!
作者も描かれた目的も不明の謎の国宝「鳥獣戯画」の一部と見られる十枚の断簡が、京都の松老寺にて発見された。日本中がその真贋に注目するなか、日本美術界の重鎮・渋谷学が転落死を遂げる。有名画家を母に持つ安斎洋人が天性の審美眼で断簡に向き合う最中も、断簡に関わった人間は次々と命を落としていく。鳥獣戯画が孕む謎と何者かの陰謀に翻弄されるなか、真実に気づいた洋人の行動は?!
※この物語はフィクションです。作中に同一の名称があった場合でも、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。