「1メートル先のやるべきことを見分ける」他、
最強の組織を作ったリーダーの思考法とは?
だから二人は嫌われる!!
小泉純一郎元首相のもとで経済財政政策担当大臣や金融担当大臣などを歴任し、「聖域なき構造改革」の中心的人物として郵政民営化をはじめさまざまな改革に取り組んできた竹中平蔵氏。一方、プロ野球界において、組織改革や選手再生などで大きな手腕を発揮し、名将の名をほしいままにしている野村克也氏。異分野でそれぞれ手腕を発揮する再生請負人の二人が、弱者が強者と戦う方法、新しい仕組みのつくり方、弱体化した組織の立て直し方、部下とのコミュニケーションのとり方、理想の組織の構築法……などについて語り尽くします!
※本書に掲載のデータは、2014年3月10日現在のものです。
野村 克也(のむら かつや) プロフィール
1935年、京都府生まれ。プロ野球評論家。54年に府立峰山高校から南海へテスト入団。3年目に正捕手の座を獲得し、57年に30本塁打で初タイトル。65年に戦後初の三冠王。通算記録で本塁打657、安打2901、打点1988はいずれも歴代2位。監督としてもリーグ優勝5回、日本一3回。2020年2月、虚血性心不全で死去。享年84。
竹中 平蔵(たけなか へいぞう) プロフィール
1951年、和歌山県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日本開発銀行へ入行。1981年にハーバード大学、ペンシルバニア大学の客員研究員、1987年に大阪大学経済学部助教授、1989年にハーバード大学客員准教授、米国国際経済研究所客員フェローなどを経て、1996年に慶應義塾大学総合政策学部教授となる。小泉政権下の2001年4月、経済財政政策担当大臣に就任し、構造改革に取り組む。2002年9月の内閣改造で金融担当大臣を兼務。2004年7月の参議院議員選挙で当選し、郵政民営化担当大臣、総務大臣等を歴任した。2006年に政界引退後は、慶應義塾大学総合政策学部教授、公益社団法人日本経済研究センター研究顧問、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長などを務める。おもな著書に『研究開発と設備投資の経済学』『対外不均衡のマクロ分析(共著)』(ともに東洋経済新報社)、『郵政民営化「小さな政府」への試金石』『ニッポン再起動 こうすれば日本はよくなる!』(ともにPHP研究所)、『構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌』(日本経済新聞社)、『竹中式イノベーション仕事術』(幻冬舎)など多数。