日本仏教界騒然!
初期仏教のスマナサーラ長老が解読・解説するブッダの教え
日本で一番知られているお経といえば「般若心経」。流行の写経でもまず第一に選ばれるのがこれです。では、この般若心経って、いったいなんなのでしょうか? 初期仏教のテーラワーダ仏教協会のスマナサーラ長老が、ブッダの教えをもとに、一行一行、順を追って解読していきます。なぜ難解なのか、どこがおかしいのか。…般若心経がここまで裸にされたことは、かつてなかったと斯界を騒然とさせた話題の書、待望の文庫化。
この商品は、2007年08月10日に発売された、宝島社新書『般若心経は間違い?』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- はじめに 般若心経は難しい?
第一章 色即是空と空即是色
『般若心経』全文
『般若心経』書き下し
諸行無常と色即是空
経典とは何か
お釈迦さまの教え「パーリ三蔵」
…ほか
第二章 呪文と真実語
空論→虚無主義→神秘主義
宗教は呪文願望を支えてはならない
仏教は祝福する
お釈迦さまを元気づけた「呪文」
意味のある言葉に力がある
…ほか
第三章 生き方を語る仏教
『モーガラージャ経』
死を乗り越えるための世界の見方
『シーラ経』
五蘊の観察リスト十一
無常・苦・無我のどれかを発見する
…ほか
第四章 無我問答
相応部経典 詩謁相応比丘尼の章「無我問答」
どういうわけで無我なのか?
「悪魔」とは何か
「魔」には五つの意味がある
神は、心のエネルギーのレベルで生きる生命
…ほか
おわりに まことの般若心経