秀吉の最高傑作！
肥前名護屋城の全貌
徳川家康と武田勝頼の命運を分けた長篠城の地理
山、川、崖、天然の地形を利用し尽くした要塞・仙台城
北条流築城術の結晶 難攻不落の小田原城
松前城縄張りに潜む誤算
知られざる太田道灌時代 初期の江戸城の徹底復元
生野銀山の防衛の要だった天空にそびえる竹田城
天下に威容を誇る天守、湖のそばにできた水城、戦いに備えた山城など、城には様々な意味があった。
本書では、数々の名城を精密なイラストで再現。
秀吉の最高傑作だった肥前名護屋城、天空にそびえる竹田城、難攻不落の小田原城など、
現在は一部しか残っていない城の全貌を明らかにする。
最近になって新たな古地図の発見などで、城の解釈も変わってきました。本書では、イラストレーターの香川元太郎の城の復元イラストをもとに、名城の謎に迫ります。なぜ三成は忍城を落とせなかったのか？ 江戸城のすごさはその立地にあり！ など、いままで見落とされがちだった城の秘密を、復元イラストを通して解き明かします。監修は小和田哲男氏です。
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香川 元太郎(かがわ げんたろう) プロフィール
1959年、愛媛県生まれ。武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。東宝舞台株式会社に就職。城のイラストが注目を集め、歴史考証イラストレーターとして独立。歴史雑誌や教科書などに多数の歴史考証イラストを描く｡かくし絵・迷路制作でも定評があり、著書の迷路絵本（『時の迷路』ほか18冊・PHP研究所）はシリーズ累計300万部超のベストセラー。他の著書に『日本の城 透視＆断面イラスト』（世界文化社）、『かずの冒険 野山編』（小学館）、『ワイド＆パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城』（ワン・パブリッシング）などがある。2023年日本城郭文化特別賞受賞。
小和田 哲男(おわだ てつお) プロフィール
1944年、静岡県生まれ。静岡大学名誉教授。専門は日本中世史、特に戦国時代史。（公益財団法人）日本城郭協会理事長、岐阜関ケ原古戦場記念館館長を務める。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年、静岡大学を定年退職。2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で時代考証を担当している。趣味は城めぐり、地方のおいしい料理と日本酒を楽しむこと。主な著書に『戦国城郭に秘められた呪いと祈り』（山川出版社）、『中世城郭史の研究』（清文堂出版）、『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』（NHK出版新書）など多数。
