『鬼滅の刃』をもっと好きになる日本史講座
――歴史の視点から漫画作品全体を独自考察――
信仰・伝統/文学・芸術/自然・生物/政治・経済/鬼・物の怪/軍事/科学・技術
竈門禰豆子は玉依姫
悲鳴嶼行冥は坂田金時
時透無一郎は源頼光
継国縁壱はヤマトタケル
『鬼滅の刃』が教えてくれる
もう一度学びたい日本の歴史
大人気漫画『鬼滅の刃』は、読み込むことで実在した日本の歴史上の人物や出来事との関連を見つけることができます。本書では、鬼舞辻無惨はなぜ鬼の頭領・酒呑童子なのか、禰豆子はなぜ古代日本のシャーマンなのか、といった独自考察を踏まえた実在の歴史との共通項をあぶりだします。『鬼滅の刃』の物語への理解が深まるだけでなく、日本史の教養も積むことができます。
【第1章】 神話・縄文・弥生時代
継国厳勝・縁壱兄弟にみる「日月神話」
竈門家にみる「カグツチ」
竈門炭治郎が歌った「小山の子うさぎ」
産屋敷家の呪いにみる「ニニギとイワナガヒメ」ほか
【第2章】 古墳・飛鳥時代
産屋敷耀哉にみる「大王と合議制」
ヒノカミ神楽にみる「七支刀」
下弦の伍・累にみる「土蜘蛛」
刀鍛冶にみる「たたら製鉄」
十二鬼月にみる「冠位十二階」ほか
【第3章】 奈良・平安時代
沼の鬼にみる「鬼一口」
黒死牟と継国縁壱の決闘にみる「国分寺」
鬼殺隊にみる「検非違使と放免」
産屋敷輝利哉にみる「十三詣」
上弦の参・猗窩座にみる「鬼子・鬼童丸」ほか
【第4章】 鎌倉・室町・安土・桃山時代
鋼鐡塚蛍にみる「刀研ぎと本阿弥家」
茶々丸にみる「猫又」
宇髄天元にみる「間諜の歴史」
継国厳勝にみる「甲冑・当世具足」
不死川玄弥にみる「雑賀衆」ほか
【第5章】 江戸時代
上弦の参・猗窩座にみる「入れ墨刑と敲き刑」
柱稽古にみる「竹刀と江戸の剣術ブーム」
遊郭編にみる「遊郭の歴史」
縁壱零式にみる「からくり人形」
煉獄杏寿郎にみる「サツマイモと青木昆陽」ほか
【第6章】 幕末・明治維新
竈門炭治郎の鬼化にみる「血清と北里柴三郎」
甘露寺蜜璃にみる「大喰大会」
不死川実弥にみる「日本の識字率」
下弦の弐・佩狼(『鬼滅の刃 外伝』)にみる「戊辰戦争」
八重(『鬼滅の刃 外伝』)にみる「新島八重」ほか
【第7章】 明治時代
煉獄槇寿郎にみる「士族」
竈門炭治郎にみる「前島密と郵便」
煉獄杏寿郎にみる「駅弁」
鎹鴉にみる「夏目漱石」
最終決戦にみる「路面電車」ほか
【第8章】 大正時代~現代
鬼殺隊にみる「大正ロマン」
甘露寺蜜璃にみる「未婚問題と試し婚」
無限列車にみる「ハチロク(8620形)」
竈門炭十郎にみる「三毛別羆事件」v 竈門炭彦にみる「パルクール」ほか
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