「亜紀ちゃんの話を、聞かせてください」
10年前に起きた、少女をめぐる忌まわしい事件。
児童相談所の元所長や小学校教師、小児科医、家族らの証言
を集める男の正体とは…。哀しくも恐ろしい結末が待ち受ける!
「今日的テーマを扱いつつ、難易度の高いテクニックを駆使し、着地の鮮やかさも一級品である」と『このミステリーがすごい!』大賞選考委員・茶木則雄が絶賛した2011年『このミス』大賞優秀賞受賞作です!
長崎県南児童相談所の元所長らが語る、ある少女をめぐる忌まわしい事件。10年前にいったい何が起きたのか。元所長、医師、教師、祖母……様々な証言が当時の状況を明らかにしていく。大ベストセラーとなった『告白』形式の語りに、大きな謎が加えられたミステリー。関係者を訪ねてまわる男の正体が明らかになるとき、哀しくも恐ろしいラストが待ち受ける!
※この作品はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 文庫化して、2012年05月10日に宝島社文庫『ある少女にまつわる殺人の告白』を発売しました。
目次
- 第一章 煉獄
第二章 暗闘
第三章 連鎖
解説 茶木則雄