話していない『秘話』がある
●猪木舌出し
●クーデター未遂
●第一次UWF
●タイガー引退
1980年代、新日本プロレス黄金期に起きたエポックな事件の真相を当事者、関係者たちに取材し、その真相を明らかにする。証言者は、佐山聡、新間寿、大塚直樹、永島勝司、ミスター高橋、桜井康雄などこの時代の新日本プロレスの表も裏も知り尽くしたメンバー。第1回IWGP猪木舌出し事件、タイガーマスク引退、クーデター未遂事件……。アングルなのか、ガチなのか。誰もが知るあのスキャンダルの真相が明らかになる。
佐山 聡(さやま さとる) プロフィール
1957年、山口県生まれ。75年に新日本プロレスに入門し、76年、プロレスデビュー。海外武者修行を経て、81年にタイガーマスクとしてデビュー。その華麗な動きで一大プロレスブームをつくりあげ、新日本の黄金時代を支えた。83年、人気絶頂のさなかに引退。翌年、第一次UWFに参戦。「シューティング(現・修斗)」の旗揚げを経て、98年にアントニオ猪木率いる「UFO」に参加し、小川直也を指導。99年4月、UFO離脱。2005年には「ストロングスタイルプロレス」を設立し、初代タイガーマスクとして現在も活躍中。23年7月には新武道「神厳流総道」を発表。
新間 寿(しんま ひさし) プロフィール
1935年、東京に生まれる。東京プロレスを経て新日本プロレスに入社し、猪木対アリ戦の実現や、タイガーマスクを誕生させるなど辣腕を発揮。『過激な仕掛け人』として新日本のみならずプロレス界に多大な功績を残した。
ミスター高橋 ( みすたーたかはし ) プロフィール
1941年、神奈川県生まれ。山本小鉄の誘いで72年に新日本プロレスに入団し、草創期からレフェリーとして活躍。長らく外国人の世話係も務めた。98年、引退。2001年に『流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである』(講談社)を上梓し、プロレス業界に一石を投じた。著書に『悪役レスラーのやさしい素顔』(双葉文庫)、『知らなきゃよかったプロレス界の残念な伝説』(宝島社)など。
ターザン 山本(たーざん やまもと) プロフィール
1946年、山口県に生まれる。『週刊ファイト』でのプロレス記者経験を経て『週刊プロレス』に移籍し、「活字プロレス」などの言葉を生み出し名物編集長として活躍する。2015年現在はフリーランスとして作家活動を行っている。