「あれ? もしかして俺、ツカレてる?」
転落死したはずの男からの
謎のメッセージが、真実を明らかにする!
半年前に恋人を亡くした八木沼真知。
眠っている間に、別の人格に乗っ取られている
ことに気付く美門玲二。交わるはずのない二人の
運命を結びつけるのは、とある転落死事故――
「死亡フラグが立ちました!」「ドS刑事」など、数々の人気シリーズの七尾与史が初めて挑んだ、ミステリー×サスペンス×ラブ×ファンタジー!? 一人寂しく迎えた二十五歳の誕生日も終わろうとしている二十三時二十分。八木沼真知の部屋を、見知らぬ男が訪ねてきた。顔も名前も覚えはないが、男はなぜか真知の昔からのあだ名や好物を知っていて……。一方、サラリーマンの美門玲二は、自分の記憶がないあいだに、周囲で不可解なことが起きていることに気づきつつあった。交わるはずのないふたつの人生をつなぐものとは何か――。先の読めない、ジェットコースター・ミステリー。
※本書はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 加筆修正し、文庫化して、2017年03月04日に宝島社文庫『僕はもう憑かれたよ』を発売しました。