教室で毒入り牛乳!
30年前の惨劇に隠された真実とは?
小学校で起きた児童毒殺事件。
始めは先生へ仕掛けた「小さないたずら」のはずだった……
解決していた事件が、再び動き出す!
『ユージニア』(恩田陸)、『告白』(湊かなえ)に続く、モノローグ形式で綴られる毒殺ミステリーの傑作が登場!謎解きの面白さ、どんでん返しの意外性を絶賛された著者のデビュー作。新人とは思えない堂々とした書きっぷりと、緻密に構成された謎で、一気に読者を引き込みます。
30年前にある小学校で起きた児童毒殺事件を、当時の関係者の証言から動機不明の謎に迫る。なぜ彼はクラスメイトを殺したのか。第7回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作が文庫化!
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
この作品は、2009年2月に小社より単行本として刊行されたものです。
目次
- プロローグ
1 安田博之の証言
2 平山紀子の証言
3 鳥原貴の証言
4 友田邦彦の手紙
5 織原信子の話
6 櫻井忍の手紙
7 蓬田美和の告白
8 友田邦彦の手紙
9 蓬田美和の告白Ⅱ