研究所で起きた論文捏造事件。
文科省の美人役人とクビ寸前の
研究員が真実に迫る!
契約を打ち切られそうな崖っぷち研究員・円成寺は、文科省
からやってきた役人・二神とともに、研究所の内部調査をする
ハメになる。チグハグなコンビが迫る研究者の闇とは――
「化学探偵Mr.キュリー」シリーズも絶好調!「ラブ・ケミストリー」シリーズの著者が贈る、『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。文科省からやってきた、キレ者役人の名推理が光る!独立行政法人・興国科学研究所に勤める研究者・円城寺は、突然、東堂センター長の呼び出しを受けた。二年前に論文捏造の疑惑で日本中を騒がせた、“PAX細胞”についての論文が、今になって再び投稿されたというのだ。いったい誰が、何のために、疑惑の“PAX細胞”についての論文を投稿したのか。円城寺が内部調査に乗り出すハメになるが、そこへ文部科学省に新しく新設された研究公正局からキレ者役人・二神冴希が派遣されてきた……。
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 文庫化し、加筆修正して、2016年03月04日に宝島社文庫『研究公正局・二神冴希の査問 幻の論文と消えた研究者』を発売しました。