[2012年] 第10回
『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞 受賞作
想像の斜め上!
僕はこの本を推薦します。
…………………乙一(作家)
愛犬殺しの罪で父親を訴えた少年の真意とは……?
作家・乙一氏激励!「一気に読ませる手腕と、法廷シーンは一級品」(大森望)、「完成度が高く、ユニーク極まりない」(香山二三郎)、「新鮮な展開にページを操る手が止まらない」(茶木則雄)、「実の親を訴える前代未聞のアイデア」(吉野仁)。選考委員絶賛の第10回『このミステリーがすごい!』大賞、優秀賞作品です。何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の光一は決定的な疑惑を入手し、真相を確かめるため犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん!周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引き摺り出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 加筆修正し、文庫化して、2013年03月06日に宝島社文庫『僕はお父さんを訴えます』を発売しました。
目次
- 一 器物損壊
二 訴訟の準備
三 第一回口頭弁論期日
四 判決
エピローグ
解説 香山二三郎