第10回『このミステリーがすごい!』大賞
優秀賞 受賞作
愛犬殺しの罪で父親を訴えた少年の真意とは……?
想像の斜め上!
僕はこの本を推薦します。……乙一(作家)
驚愕のストーリー展開が評価された、第10回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作が、待望の文庫化です!「想像の斜め上!僕はこの本を推薦します」乙一(作家)。何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」を入手した光一は、真相を確かめるため司法浪人の久保敦に相談し、犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん――母親を喪った光一にとっての、唯一の家族だった。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引きずり出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。