被災地で出会った謎と事件が、
バスに奇跡を起こす――。
東北で大地震が発生した。
就職活動のネタ作りのため、
災害ボランティアバスを企画した大学生が直面する悩み。
教え子を弔いに向かう元教師と、その教え子の生徒だった少年。
人助けに燃える女子高生が出会った、ある姉弟。
警察に追われる、謎の男が抱える秘密…。
驚きのラストが感動に変わる!
『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作家・友井羊のデビュー第二作目!著者自身もボランティアとして足を運んだ、震災・被災地をテーマ、舞台にしたミステリー。東北で大地震が発生、日本各地からは自衛隊救助をはじめ募金や物資などの支援や、民間団体がバスをチャーターしてボランティアに参加する“ボランティアバス”が盛んに行われる。就職活動のアピールポイント作りのため、ボランティアバスを主催することにした大学生の和磨。震災で父が行方不明になった姉弟と知り合いになった女子高校生の紗月。あることから逃亡するため、無理やり乗り込んだ陣内など、さまざまな人がバスに乗り合わせる。それぞれの目的は果たすことができるのか。被災地で出会った謎と事件が、バスに奇跡を起こす。
※この作品はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
- 文庫化し、加筆修正して、2014年02月06日に宝島社文庫『ボランティアバスで行こう!』を発売しました。