『このミス』大賞シリーズ
累計3300万部突破!
「天才なのに報われない、大好きな平賀源内の最期が悲しすぎると、ずっと思っていた。
この小説で報われた気がします。」
――品川祐(品川庄司)
晩年に人を殺め、伝馬牢で獄死したという平賀源内。
“江戸の天才”と謳われた男に何が!?『このミス』大賞作家が
「歴史の謎(ミステリー)」に挑んだ渾身作!
天下の奇人か、稀代の天才か――
日本中を漂流した平賀源内[ねなしぐさ]の素顔とは!?
【本書の登場人物】
平賀源内
蘭学者、本草学者、戯作者。元高松藩士の浪人で、旧主の赦しがないかぎり他家への仕官を禁じられた身分。
田沼意次
江戸幕府老中。時の権力者として源内らを重用。
杉田玄白
小浜藩医。蘭医学書の翻訳に尽力、『解体新書』として刊行。
工藤平助
仙台藩医。後に『赤蝦夷風説考』を執筆、ロシアの脅威を説く。
志乃
長崎丸山遊郭の遊女。源内を慕う。