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証言 新日本プロレス「ジュニア黄金期」の真実
平成を駆け抜けた“小さな巨人”
ひとつの時代が終わる──
ジュニアのレジェンド、30年の激闘と苦悩──
獣神、引退!
15人のレスラー、関係者が明かす
90年代“世界最高峰”リングの舞台裏!
船木誠勝「マスクマンにさせてもらわないと山田さんは日本に帰らない、と」
金本浩二「ライガーさんは大きいですね、試合にしても考え方にしても」
大谷晋二郎「マスクを被っていても表情が見えるのはライガーさんだけ」
藤原喜明「ライガーの練習熱心ぶりが、俺の怠け心を正してくれた」
小杉俊二「生き残るためにライガーと必死に耐えた、しごきとイジメ」
鈴木みのる「俺の思い描いていた新日本は、この人だったんじゃないか?」
佐野巧真「ライガーの“佐野愛”は、こじれた恋愛関係みたいなもんです(笑)」
ザ・グレート・サスケ「90年代ジュニア黄金時代の陰のフィクサーは長州さんだった」
前田 日明(まえだ あきら) プロフィール
1959年、大阪府生まれ。77年に新日本プロレス入門。将来のエースを嘱望され、イギリスに「クイックキック・リー」のリングネームで遠征。第一次UWFに参加したのち、新日本にカムバックしたが、87年11月の「長州力顔面蹴撃事件」で解雇される。88年の新生UWF旗揚げを経て、91年にリングスを設立。99年2月、アレクサンドル・カレリン戦で現役を引退。現在はYouTube「前田日明チャンネル」を開設し、元レスラーや関係者との対談などを公開。チャンネル登録者数24万人超(2024年6月現在)の人気を博している。
ザ・グレート・サスケ (ざ・ぐれーと・さすけ ) プロフィール
1969年、岩手県生まれ。新日本プロレス学校を経て、90年3月、ユニバーサル・プロレスリングでデビュー。93年3月に地域密着型プロレス団体「みちのくプロレス」を旗揚げ。94年、第1回「スーパーJカップ」に出場し準優勝。96年8月にはジュニア8冠統一トーナメントの「J-CROWN」で優勝し初代ジュニア8冠王者に。2003年3月、岩手県議会議員選挙に出てトップ当選。
鈴木 みのる(すずき みのる) プロフィール
1968年、横浜生まれ。88年、新日本プロレスに入団。新日本時代は若手ながらアントニオ猪木とのシングル戦も経験したが、89年に新生UWFに移籍。UWF分裂後、プロフェッショナルレスリング藤原組を経て、船木誠勝とパンクラスを旗揚げ。2002年に獣神サンダー・ライガーと対戦したことで、翌年からプロレス復帰。フリーレスラーとして開花し、新日本からインディー団体までを席巻。現在は鈴木軍を率いて新日本を主戦場とする。
大谷 晋二郎(おおたに しんじろう) プロフィール
1972年、山口県生まれ。アニマル浜口ジムを経て、92年、新日本プロレス入門。同年6月、福島市体育館の山本広吉戦でデビュー。IWGPジュニアヘビー級王座を獲得するなど、ジュニアのトップ戦線で活躍。2001年、新日本を退団し、ZERO-ONEに旗揚げから参加。05年、ZERO1-MAX(現ZERO1)を発足させ、代表に就任。ハッスルでは熱血キャラ「ハッスルあちち」として活躍。得意技は顔面ウォッシュ。
エル・サムライ (える・さむらい ) プロフィール
1966年、岩手県生まれ。85年に新日本プロレス入門。91年3月からメキシコに遠征し、エル・サムライとなる。以降、新日本のジュニア戦線で長らく活躍を続ける。92年6月、IWGPジュニアヘビー級王者に。97年6月に行われた「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアIV」で初優勝。2008年2月、新日本を退団しフリーに。現在はスポルティーバエンターテイメント所属。ニックネームは「哀愁のマスクマン」。