プロレスか、格闘技か──
「幻想」と「伝説」の全真相!
特別収録
髙田延彦×武藤敬司の初対談!
証言者 29人収録! 750頁超!
前田日明「メシが食えるのなら佐山さんの言う通りにやった」
髙田延彦「Uインター後期は、すべてを手放し一人になりたかった」
山崎一夫「前田さんの“暴言”をフロント陣はこっそり録音していた」
船木誠勝「『なんでやっちゃわないんだ?』と言われたが、できなかった」
鈴木みのる「前田さんとの確執はあったが存続させるためにウソをついた」
安生洋二「前田さんが宮戸さんを『新弟子』と呼び続けたことがすべて」
宮戸優光「前田さんと若手の分断を画策していた神社長が許せなかった」ほか
猪木の不参加、佐山と前田の対立、新生UWFのブームと崩壊、3派分裂……1984年の第一次UWFの設立から1996年のUWFインターナショナル崩壊まで、プロレスと格闘技の間で漂流し続けた男たちの葛藤、暗闘、醜聞の全真相! 好評を博した「証言UWF」シリーズ3冊に登場した28人の証言に加え、伝説の「10・9」を語る髙田延彦と武藤敬司の初対談を特別収録。大ボリュームのシリーズ完全版!
※本書は小社より刊行した『証言UWF 最後の真実』(2017年5月発行)、『証言UWF 最終章 3派分裂後の真実』(2018年5月発行)、『証言UWF 完全崩壊の真実』(2018年10月発行)を再編集し、新原稿を加え文庫化したものです。
前田 日明(まえだ あきら) プロフィール
1959年、大阪府生まれ。77年に新日本プロレス入門。将来のエースを嘱望され、イギリスに「クイックキック・リー」のリングネームで遠征。第一次UWFに参加したのち、新日本にカムバックしたが、87年11月の「長州力顔面蹴撃事件」で解雇される。88年の新生UWF旗揚げを経て、91年にリングスを設立。99年2月、アレクサンドル・カレリン戦で現役を引退。現在はYouTube「前田日明チャンネル」を開設し、元レスラーや関係者との対談などを公開。チャンネル登録者数24万人超(2024年6月現在)の人気を博している。
髙田 延彦(たかだ のぶひこ) プロフィール
1962年、神奈川県生まれ。80年、新日本プロレスへ入団。84年に第一次UWFに移籍するも、活動停止後の86年から新日本に再参戦。前田日明の解雇により、88年、前田らとともに新生UWFを設立。大きなムーブメントを巻き起こしたが、フロントと選手間の不和などが原因で新生UWFは解散。91年にリングス、藤原組、UWFインターナショナルに分裂。髙田はUインターのエース兼社長に。“プロレス最強”を掲げ躍進するも、96年12月にUインターは解散。97年、98年の2度にわたりヒクソン・グレイシーとPRIDEのリングで対戦。2002年、PRIDE.23の田村潔司戦で現役引退。現在はRIZINの統括本部長を経て、解説などで大会を盛り上げる
山崎 一夫(やまざき かずお) プロフィール
1962年、東京都生まれ。81年に新日本プロレスに入門。84年からはタイガージム所属として第一次UWFに参戦。その後、佐山と袂を分かち、86年からUWFの一員として新日本に参戦。IWGPジュニアヘビー級戦線などで活躍。88年からは新生UWFで、前田、髙田と並ぶ“前髙山”の一角としてブームの一翼を担う。Uインターを経て、99年に引退。現在は山崎バランス治療院を経営するかたわら、『ワールドプロレスリング』解説者も務める。
船木 誠勝(ふなき まさかつ) プロフィール
1969年、青森県生まれ。中学卒業後の84年3月、新日本プロレスに入団。85年3月、後藤達俊戦で史上最年少デビュー(当時)。88年にヨーロッパ遠征へ行くと、翌年に帰国して新生UWFに参加。その後、藤原組を経て、93年9月にパンクラスを旗揚げ。2000年5月に「コロシアム2000」でヒクソン・グレイシーに敗れて引退するも、07年に桜庭和志戦で現役復帰し、その後、田村潔司、ミノワマンと対戦。09年からはプロレスにも参戦。タイトル歴は三冠ヘビー級王座、世界タッグ王座など。
鈴木 みのる(すずき みのる) プロフィール
1968年、横浜生まれ。88年、新日本プロレスに入団。新日本時代は若手ながらアントニオ猪木とのシングル戦も経験したが、89年に新生UWFに移籍。UWF分裂後、プロフェッショナルレスリング藤原組を経て、船木誠勝とパンクラスを旗揚げ。2002年に獣神サンダー・ライガーと対戦したことで、翌年からプロレス復帰。フリーレスラーとして開花し、新日本からインディー団体までを席巻。現在は鈴木軍を率いて新日本を主戦場とする。