“恋愛”できないカラダ

名前のない女たち３

SOLD OUT

著者：中村淳彦
発売日：2006年4月24日
価格：1,650円(税込)

判型：B6判
ページ数：301P
ISBN：4-7966-5240-X

ずっとアタシは孤独だった。
虐待、サラ金、売春、ホスト、うつ病、リストカット……
企画AV女優14人の壮絶な人生

あたしセックスだったらもう誰とでもできる。どんな性癖持ってる人でも構わない。嫌なんだけどできる。中学の時の先生に「オマエにとってセックスってなんだ？」って言われて。「もっと神秘的なものなんじゃないか、幸せ感じなかったか？」って言われて。そもそもあたし初体験が失恋して慰められているうちに男友達とハメたって感じだから。そんな中で援交とかやってたから。可哀想だねあたしって、ふっ。――「ホスト狂いの女」より

改訂して文庫化して、2007年09月12日に宝島社文庫『名前のない女たち3』を発売しました。

●ホスト狂いの女／春うらら
●あー生きてるの怖い！／甘衣ここあ
●ビジュアルバンドマンのヒモ／桜沢雪乃
●恋愛できないカラダ／あかねさん
●自衛隊とパチンコ／蘭堂セイラ
●青森の女／椿まや
●発狂した女／亜由美
●高学歴な女／月丘うさぎ
●怖くて不安で寂しくて／エリコ
●地方出身、どうやって生活すればいいの？／山瀬ナミ
●優柔不断／星川みなみ
●真っ赤なところで笑って死にたい／若葉かおり
●ずっと孤独だった。／桜一菜
●飛び下り自殺したあるAV男優の物語

中村淳彦(なかむらあつひこ) プロフィール

1972年、東京都生まれ。ノンフィクションライター。貧困や介護、AV女優、風俗などの分野でフィールドワークを行い、執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、過酷な現場の話にひたすら耳を傾けている。著書に『東京貧困女子。』（東洋経済新報社）、『日本の貧困女子』（SB新書）、『職業としてのAV女優』『パパ活女子』（ともに幻冬舎新書）、『悪魔の傾聴会話も人間関係も思いのままに操る』（飛鳥新社）、『歌舞伎町と貧困女子』（宝島社新書）など多数。音声メディア「Voicy」を毎日更新し、人気パーソナリティとなっている。