企画AV女優たちの壮絶な生と性
虐待、多重人格、近親相姦、ホームレス……
11人の女性の生き様を追う衝撃のノンフィクション
グラビアを単体で飾る単体AV女優と呼ばれる女の子たちに対して、名前さえ紹介されることなく、内容にあわせて時には女子高生、時には人妻を演じる企画AV女優たち。日当3万円からの安いギャラで過激なセックスを披露し、消えるように辞めていく彼女たちは、何故「カメラの前でセックスをする」という職業を選んだのか。性の氾濫する“いま”を生きる女の子たちを徹底的にリアルに描いたノンフィクション。
シリーズ全4巻から傑作を厳選収録したベスト版!!
本書は宝島社文庫『名前のない女たち(2004年)』『名前のない女たち2(2005年)』『名前のない女たち3(2007年)』『名前のない女たち 最終章(2010年)』に収録された作品の中からセレクションし、加筆・修正を加えたものです。年齢等は取材当時のものです。
目次
- まえがき
ホームレス女 結城杏奈
ホスト狂いの女 春うらら
アバズレ女 今井はるか
生と死、境界線を生きる女 桃色まあち
AV女優だった過去を後悔する女 京野真里奈
一日十発セックスしたら学校なんて行く気にならない 大沢佑香
裏本の女 林まなみ
恋愛できないカラダ あかねさん
オタク女 木下いつき
噛まない女 水野奈菜
リストカット女 りん。
飛び下り自殺したあるAV男優の物語
解説 桜一菜