いまどきの“困った老人”10タイプ別攻略法、教えます!
いつの時代も老人は、分別ある円熟した存在、あるいは守られるべき弱者として扱われてきました。しかし周囲を見渡せば、円熟の境地からは程遠い、今どきの“困った老人”たちがたくさんいます。トラブルや諍いを引き起こす暴走老人から、意地悪ばあさん、ボケ始めのおじいちゃんまで、“困った老人”たちの脳と心で起こっていることを知れば、上手に付き合う方法がわかる! 来たる超高齢社会に向けて、必読の一冊です。
この商品は、2008年04月10日に発売された、宝島社新書『困った老人と上手につきあう方法』を改訂し、文庫化したものです。
目次
- 序章 身のまわりの「困った老人」たち
身のまわりの「困った老人」たち
中高年世代へのダブルパンチ
高齢者に対する社会の理解不足
第1章 「困った老人」の脳で起こっていること
人間は理性や感情から老化する
前頭葉が衰えるとどんなことが起こるのか
前頭葉萎縮の他に起こる脳の老化現象
…ほか
第2章 今なぜ「困った老人」が増えているのか
今なぜ、困った老人が増えているのか
共同体社会の崩壊
農村型老人からホワイトカラー型老人へ
…ほか
第3章 「困った老人」の心理学
困った老人たちが直面している心の危機
愛着ある対象を失う「対象喪失」
自己像の喪失、感覚器の喪失
…ほか
第4章 「うちの親、ボケてきた?」と思ったら
認知症は怖くない
初期症状の「見え方」は十人十色
アルツハイマーへの世間の誤解
…ほか
第5章 「困った老人」とのつきあい方
リア王は「困った老人」の象徴
高齢者の個人差
困った老人との上手なつきあい方
…ほか
第6章 自分が「困った老人」にならないために
「困った老人」化は40代からはじまっている
感情老化度のセルフチェック
社会的な面からの働きかけ
…ほか
あとがき