編纂1300年
この国の
起源をたどる
「日本書紀」に記載されていながら場所が不明だったり、架空の出来事だと思われていたことが、近年の発掘調査によって場所が特定されたり、事実であることが判明した例が多発しています。本誌は最新調査に基づき、仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立の真相、ヤマト政権と出雲・吉備・丹波の関係、「日本書紀」編纂に隠された藤原不比等の策略など、日本最古の正史「日本書紀」に関する真実の数々を紹介します。
総監修 瀧音能之
(駒澤大学文学部歴史学科教授)
特別寄稿 関 裕二
「日本書紀」に隠された
印象操作を暴く
存在を消された
出雲・吉備・丹後王国
“武烈天皇=暴君”は
「日本書紀」の創作
神功皇后はクーデターを
起こしていた
蘇我氏と物部氏の
崇仏・廃仏論争は噓だった