2002年

15段広告

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  • 朝日新聞 朝刊 全国版
  • 読売新聞 朝刊 全国版
  • 毎日新聞 朝刊 全国版
  • 日本経済新聞 朝刊 全国版
受賞
  • 2002年 朝日広告賞
  • 2002年 日経広告賞(出版部門 優秀賞)

広告意図

この数年弊社は、毎年の正月時に「読者に、考える機会を。」という一貫した主旨のもと、その時々、日本の人々に大きな考察機会を提供するメッセージ広告を実施してまいりました。
これに引き続き、今年の企業広告は、「クリエイト」というコンセプトで考えられています。
この国が直面している深刻な不況状態、そしてそれを乗り越えるべく計られている構造改革の最中、避けられないことかもしれませんが、今の世の中を「ネガティブ」な空気感が覆ってしまっていることは誰にも否定できないことと思います。
しかし、その様な状態だからこそ、「マイナスをゼロに戻す」という発想だけではなく、「ゼロから無限のプラスを生み出す」という発想が必要とされている、そしてそういう発想こそがポジティブなエネルギーをこの国にもたらす、このような考え方を「子供をつくろう」というフレーズに集約させたつもりです。
もちろん、ダブルミーニングという点において、「子供をつくろう」というフレーズは直截的な意味も持っています。子供を持つということ自体が人々の活力となり、なおかつその子供たちがいずれかは日本の未来を開拓してくれる希望になるという観点も含めて、「子供」という存在が如何に大切であるかという想いを込めたつもりです。
ビジュアルに写っている女性は、12月21日に初めて子供を産んだばかりの女性です。その直前の彼女を写したこのビジュアルは、今回、私たちが伝えたい上記のようなメッセージを見事に象徴するものであり、そしてなによりも理屈抜きに、これを見た多くの人々を敬虔にし、そして勇気づけるパワーを持ったビジュアルであると信じています。

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