2008年

30段カラー広告

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Web用メッセージ広告

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  • 朝日新聞 朝刊 全国版
  • 読売新聞 朝刊 東京版
  • 毎日新聞 朝刊 東京版
  • 産経新聞 朝刊 東京版
  • 日刊ゲンダイ 全国版
受賞
  • 2008年 朝日広告賞(準出版部門賞)
  • 2008年【読売広告大賞 読者が選ぶ広告の部】銀賞
  • 2009年 毎日広告デザイン賞(優秀賞)
  • 2009年 消費者のためになった広告コンクール 銀賞
  • 前田知巳/コピーライター、クリエイティブディレクター
  • 石井原/アートディレクター
  • 瀧本幹也/写真家
制作スタッフ プロフィールはこちら

広告意図

宝島社企業広告 今回のテーマは『本の力、活字の力』です。
生徒全員に肥後守(折りたたみナイフ)を持たせている小学校がある、というのがニュースになっていた。考えたらちょっと前まではそれが当たり前だった。子どもたちはそれで鉛筆を削り、机に悪戯彫りをし、誤って自らの指を傷つけたりしながら、刃物とはいかに有用であり、同時にいかに危険なものであるかを身をもって覚えていった。
有用と危険とは常に背中合わせ。考えたら活字もまたそれを分からせてくれる存在だと思う。フィクション、ノンフィクションにかかわらず、ずっと昔から、人は活字=書籍から善悪を知り、それに刺激され、生きるうえでの知恵や想像力を知らず知らず培ってきた。
今や知りたいことは何でも分かる情報社会といわれながら、一方ですべてが除菌処理されたような薄っぺらで味気ない環境になっていないか。
悪いこととされているその裏には極めて人間臭いドラマがある場合がある。いいこととされている裏にほど、腐臭を放つドロドロがあったりする。世の中とは意外と奥深くて飽きの来ないものであること、人生とは簡単に答えを出せるほど(あるいは決着をつけられるほど)単純なものではないことを、さまざまな形で気づかせてくれるのが活字であり書籍の力だと思う。
そういう役割を担っている限り、活字というものが、人にとって面白くないわけがない。ある時は毒のふりをした薬の役割であり、ある時は、薬とされているものの嘘を暴く役割。宝島社の書籍は、どれもそういう魅力を持ったものでありたい。少なくとも、毒にも薬にもならないような半端なものは出さない、そういう宝島社でありたいと思います。

制作スタッフプロフィール

前田知巳/コピーライター、クリエイティブディレクター
「団塊は、資源です。」「癌に教えられる」など宝島社の一連の広告をはじめ、キリンビール「松本幸四郎親子」、シャープ「ソーラー・カンパニー」、ミスターチルドレン「HOME」などのコピーを手掛ける。
広告以外でも、ファーストリテイリング「企業」、森ビル「上海環球金融中心」、NTTドコモ「あんしんミッション」、福岡市「福岡新都心構想」などのコンセプトワークを手掛ける。
朝日広告賞グランプリ、TCC最高賞など受賞多数。
石井原/アートディレクター
博報堂・ HAKUHODO DESIGNを経て2005年風とバラッドに参加。
主な仕事は宝島社企業広告シリーズ「団塊は資源です」「国会議事堂は解体」ほか、キリンビバレッジ「KIRIN NUDA」、TOYOTA「IST」など。
朝日広告賞、毎日広告デザイン賞、東京ADC賞、日経広告賞、NYフェスティバルグランプリ、JR東日本ポスターグランプリ、ACC銀賞ほか受賞多数。
瀧本幹也/写真家
74年名古屋生まれ。98年写真家として独立後、広告を中心に活動。
HONDA「FREED」やラフォーレ30周年記念広告、ピグリンが踊るサントリーDAKARAのTV-CMなどの他、Mr.Childrenアルバム「HOME」ジャケットや「CUT」「SWITCH」といった雑誌でも活躍中。

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