団塊の世代は戦後日本において様々な現象の中心となってきました。最近では、彼らのリタイアが間近に迫っていることから「2007年問題」として語られることも増えています。しかし宝島社は、そういう節目こそ、これからの日本にとって大きなチャンスであると考えます。常に新しい波を起こしてきた団塊の世代は、もしかしたら日本におけるリタイアの概念さえ変えてしまうのではないか。仕事においても遊びにおいても、個人でも家庭でも、高齢になることが必ずしも老いを意味しない世の中、そういう新しい時代に、彼らが一気にジャンプしてくれる予感がするのです(当然、企業や自治体や国がどう係わるかが大きいのですが)。それによって下の世代にもたらされるインパクトもすごいものとなるでしょう。この広告は、団塊の世代へのエールということにとどまらず、彼らをこの国が持つ膨大なエネルギー源、この国固有の貴重な資源と考えることで、日本そのものが「少子・老化」ではない新しい歩き方を発見できるはずだ、ということを広くアピールするべく企画・制作されたものです。