総理にされた男
もしあなたが、突然総理になったら。
そんなシミュレーション小説です。(解説より)
解説:池上 彰
総理の“替え玉”を引き受けることになった、
総理そっくりの売れない役者。
直面する不条理な現実の連続に、
政治素人の彼が取った行動とは――!?
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」――総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々に課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件!? 怒濤の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる、痛快エンタメ小説!解説:池上 彰
※この物語はフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物・団体等とは一切関係ありません。


目次
- 一 VS閣僚
二 VS野党
三 VS官僚
四 VSテロ
五 VS国民
エピローグ
解説/池上 彰
中山 七里(なかやま しちり) プロフィール
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー。他の著書に『おやすみラフマニノフ』『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』『いつまでもショパン』『どこかでベートーヴェン』『もういちどベートーヴェン』『連続殺人鬼カエル男』『連続殺人鬼カエル男ふたたび』『総理にされた男』(以上、宝島社)、『セイレーンの懺悔』(小学館)、『死にゆく者の祈り』(新潮社)、『騒がしい楽園』(朝日新聞出版)、『帝都地下迷宮』(PHP研究所)、『夜がどれほど暗くても』(角川春樹事務所)、『ヒポクラテスの試練』(祥伝社)、『毒島刑事 最後の事件』(幻冬舎)、『テロリストの家』(双葉社)、『隣はシリアルキラー』(集英社)、『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』(文藝春秋)、『復讐の協奏曲』(講談社)、『境界線』(NHK出版)、『能面検事』(光文社)、『ラスプーチンの庭』(KADOKAWA)など多数。