立ち読み

20世紀最大の謎　三億円事件

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著者：別冊宝島編集部編
発売日：2009年7月4日
価格：503円(税込)

判型：文庫判
ページ数：283P
ISBN：978-4-7966-7286-3

「真犯人」と追跡者たちの40年！
捜査資料と証言をとことん収録した決定版!!

2008年11月発売の別冊宝島1574『「真犯人」と追跡者たちの40年　20世紀最大の謎　三億円事件』を文庫化したものです。本書では事件後40年、公訴時効成立後33年経ってもなお日本人の記憶に鮮明に残っている「三億円事件」を、あらゆる角度から総括・解明しようと心がけました。ミステリーを読むようにおもしろく、また、読者がさまざまに推理力を発揮できるよう、現時点で入手可能なあらゆる証言と捜査資料を網羅しています。コラム「私と三億円事件」では、作家三好徹、安部譲二、大下英治の三氏がそれぞれユニークな犯人像を披露しています。

この商品は、2008年11月07日に発売された、別冊宝島『別冊宝島1574　20世紀最大の謎三億円事件』を改訂して文庫化したものです。

イントロダクション

1章　10の犯人像
　（1）「19歳少年S」　白バイ隊員の息子が謎の青酸カリ自殺
　（2）「警察関係者」　禁断のワード「ウンテンシャ」
　（3）「モンタージュの男」　封印された「写真捏造」
　　…ほか

2章　ドキュメント12・10
　雨中の雷鳴　「警視庁から各局重要事件発生」
　セドリック発見　捜査幹部の「予断」と「油断」
　目撃者（1）　情報提供者を洗え
　　…ほか
　＜コラム＞私と三億円事件（1）　　　三好徹（作家）「真犯人にこれだけは聞きたい」

3章　脅迫者
　爆破予告　「巣鴨の支店長宅をやる」
　トクベツチュウイ　不気味な暗号●─●─●
　壁新聞　「よこすかせんはひきょうもん」
　　…ほか
　＜コラム＞私と三億円事件（2）　　　安部譲二（作家）「オレが取りはぐれた3億円」

4章　多摩五郎
　盲点だった「団地」　警視庁衝撃の「大失態」
　「白バイ」目撃　1年前から犯行準備？
　「恋ヶ窪」アジト説　ジュラルミンケースの土は語る
　　…ほか
　＜コラム＞「三億円犯人」にクルマとバイクを盗まれた人たちの「その後」

5章　平塚八兵衛と「少年S」
　「ケンカ八兵衛」　刑事ひとすじ35年
　「最重要参考人」　事件2日後に「注意報告」
　遺書　「これで世間に顔が立つだろう」
　　…ほか
　＜コラム＞八兵衛も勝てなかった「モンタの男」

6章　ブツ
　白バイ解析　改造工場はどこだ
　トランジスタ・メガホン　サンケイ新聞と横田基地
　レインコート　「蛙脱ぎ」の秘密
　　…ほか
　＜コラム＞私と三億円事件（3）　　　飯田浩史（元産経新聞社会部記者）「自殺少年への疑念」

7章　容疑者たち
　怪しい隣人　「ジュラルミンケースを見た」
　「義賊」　謎の慈善寄付男
　日野の「三兄弟」　オトキチたちの「改造工場」
　　…ほか
　＜コラム＞私と三億円事件（4）　　　大下英治（作家）「私が追ったゲイボーイ」

8章　時効成立
　悔いなき道　八兵衛の引退
　マンモス捜査批判　祭りを踊った大組織
　最後の日　また、雨の日の朝
　　…ほか

参考文献