食品のカラクリ「魚」のヒミツ

SOLD OUT

著者：別冊宝島編集部編
発売日：2009年2月5日
価格：586円(税込)

判型：文庫判
ページ数：188P
ISBN：978-4-7966-6945-0

危険なネタのオンパレード！
あなたが食べている魚は大丈夫？

魚業界の“カラクリ”を徹底解説!!

食品をめぐる問題で最も消費者の関心を集める「偽装」と「安全問題」。それは古くから日本人が食してきた「魚」においても同様である。添加物使用の刺身、ダイオキシン問題など、今直面している危機の根は深い。さらには無計画な漁獲のツケと世界的なシーフードブームによるマグロの資源枯渇問題など、山積みとなった問題の中からより衝撃度の高いネタを厳選した、魚事情の今がわかる一冊。

執筆者紹介（五十音順）
五間岩　康二（ごけんいわ・こうじ）　左古　文男（さこ・ふみお）　佐藤　隆二（さとう・りゅうじ）　高崎　計三（たかはし・けいぞう）　高橋　秀樹（たかはし・ひでき）　原　弘（はら・ひろし）　三品　純（みしな・じゅん）　山崎　信潔（やまざき・のぶきよ）

この商品は、2007年10月15日に発売された、別冊宝島『別冊宝島1483　食品のカラクリ7　「魚」のヒミツ』を改題・改訂して文庫化したものです。

Introduction　魚たちが危ない!!

第1章　「魚製造」最前線

キャッチフレーズは「安心・安全・美味しい」
「全身トロ」完全養殖マグロはマグロ危機の救世主となるか

ライバル激安・中国産に「タレ」と「焼き」で勝負
職人も顔負けだという「自動ウナギ蒲焼き機」の技術

安全かつ高品質といわれる「新養殖エビ」
サウジ産“魔法の白いエビ”が環境破壊「エビ養殖」を変える!?
・・・ほか

第2章　危険な魚たち

海外養殖モノの実態
地中海で養殖されたマグロ「ダイオキシン」は国産の50倍

近海魚に蓄積される「環境ホルモン」
都が“東京湾産60センチ以上のスズキ”の流通を禁止する理由

エサを通じて魚に蓄積する危険薬物
日本で使用禁止の薬品が養殖魚から検出されたワケ
・・・ほか

第3章　偽装の実態

ラベル表示の裏側
ラベル表示から偽装を見破る!! ポイントは「産地」「養殖」「解凍」

中国産ウナギの加工偽装
中国産が国内加工で「国産」に業界“暗黙の了解”の実態

メロ、ホキ、メルルーサ、ティラピア、オヒョウ……
人気魚の影武者として登場「変な名前」の魚たちの正体
・・・ほか

第4章　魚が獲れない!!

77％の魚が「これ以上獲ってはいけない」
「2048年には海から魚がいなくなる」は本当か

マグロ危機
漁獲枠削減でもすでに無理 20年後マグロは獲れない!!

資源枯渇と自然の摂理
「魚種交代」「乱獲」「クジラ」マイワシが幻の魚になる!?
・・・ほか

第5章　魚業界裏バナシ

「刺身」にも使われている!?
激安の裏に「添加物」魚加工品の作り方

美食家・魯山人はこれで死亡
「ナマ」にはくれぐれも注意　嗜好の変化で寄生虫が復活!?

偽装も違法もおかまいなし!?
大手販売店の元店長が語る鮮魚販売の舞台裏
・・・ほか